院長紹介
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院長紹介

総合内科専門医として、またリウマチ専門医として、さらに心療内科医、在宅医という4つの診療領域を持ち、年代、性別にかかわらずさまざまな患者さまをこれまで診て参りました。専門医が診察を行い、また治療を進めていくということの前に、私自身とても大切にしていることがあります。それは、患者さまと一緒に相談をしながら、そして患者さまご自身に納得していただきながら治療方針を決めて行くことです。まずは患者さまに安心感を持っていただき、そのうえで治療を進めていく、すると不思議なことにつらさがより軽減することがあるのです。特にリウマチなどの病気は、一生お付き合いしていく病気です。その病気とお付き合いしていく中で、患者さまご自身のやりたいことをお聞きし、その目標に向かって治療を行う、そんな風に患者さまと歩調を合わせながら診療、また治療を行っています。
地域密着型のクリニックとして、身近で安心感のある医療を地域の皆さまに、また在宅で受けていただきたいという想いと、専門医として高度な医療を患者さまに受けていただきたいという2つの想いで日々患者さまと向き合っております。当クリニックの名前でもある「アカラ」は、ハワイの言葉で「太陽」をあらわします。当クリニックが患者さまの心や身体を照らせる、またあたたかくするそんな心のこもった治療ができたらと思っております。身体や心のお悩みや不安、どうぞお気軽にご相談いただければ幸いです。
日本内科学会総合専門医 日本リウマチ学会認定専門医 医学博士
院長 福田 真 (フクダ シン)
略歴
1979年 | 千葉県生まれ |
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2004年 | 3月に弘前大学医学部医学科卒業 |
同年 | 4月より茅ヶ崎徳洲会総合病院(現:茅ヶ崎徳洲会病院)にて初期臨床研修 |
2006年 | 4月より湘南鎌倉総合病院総合内科にて後期研修 |
2008年 | 2008年度内科チーフレジデント |
2009年 | 4月より東京医科歯科大学医学部附属病院膠原病・リウマチ内科に入局しリウマチ膠原病診療に従事 湘南鎌倉総合病院総合内科・リウマチ科非常勤 武蔵野赤十字病院膠原病・リウマチ内科非常勤 |
2011年 | 4月より信愛クリニック非常勤医として勤務、心療内科診療開始 |
2014年 | 3月に東京医科歯科大学大学院博士課程修了 |
同年 | 4月より医療法人社団奏愛会に入職、信愛クリニック常勤医として勤務 |
2016年 | 4月、アカラクリニック開院 |
2024年 | 4月、医療法人社団奏愛会副理事長就任 |
心療内科医として
昨今、ストレスや不安、不眠、慢性的な疲労など、心と体の症状は切っても切れない時代となっています。当クリニックでは、単なる「病気の治療」ではなく、患者さま一人ひとりの“生活背景”や“心理背景”にも丁寧に目を向け、「こころとからだのトータルケア」に努めています。
1. からだの不調は、こころからのサイン
頭痛、胃の不調、動悸、倦怠感など、多くの症状は内科的には異常がない場合でも、心のストレスが深く関与していることがあります。まずは、どこがどのように苦しいのか、体の声に耳を傾けること。それが、心療内科診療の第一歩です。
2. 心の中には、生活が映し出される
不眠や不安、抑うつなどの症状は、家庭・職場・人間関係など、日常生活の中に根ざしていることがほとんどです。
例えば、介護や育児、長時間の職場でのプレッシャーなど、患者さまそれぞれの「暮らしぶり」や「役割」が症状と深く結びついています。
そのため、私たちは問診票だけではなく、「普段の一日」「お仕事の内容や人間関係」「趣味や気分転換の仕方」など、生活の細部にまで耳を傾けます。
3. 心理背景を丁寧に紐解く
「どうしてこの症状が出たのか?」
「いつごろから、どう変わっていったのか?」
こうした背景を患者さまとともに探っていくことで、自分でも気づかなかった思いや心の動きが見えてくることがあります。
遠慮せず、お話しできる“安心できる場”として、当院では言葉にしづらい気持ちにも丁寧に寄り添います。
4. からだ・こころ・生活背景すべてをケア
必要に応じて、内服・漢方の処方を行うとともに、心理的アプローチや環境調整のアドバイスも行います。
例えば、睡眠リズムの改善、ストレスマネジメントの方法、職場や家庭で試せる工夫など、現実的かつ実践的な手段を一緒に考えていきます。
関節リウマチの専門医として
関節リウマチは、幅広い年代に発症しやすく、特に女性に多くみられる疾患です。
「関節が痛い」「朝起きると手がこわばる」「痛みで日常生活に支障が出る」――このようなつらい症状に悩まれている方が多くいらっしゃいます。
当クリニックでは、まず第一に患者さまが感じている「痛みを和らげること」に全力で取り組みます。その上で、関節破壊や機能障害といった将来的なリスクを見据えながら、長期的な治療計画を立てていきます。
治療は「薬選び」から始まる
リウマチ治療の中心は薬物療法ですが、その種類は非常に多岐にわたります。
NSAIDsやステロイド、抗リウマチ薬(DMARDs)、さらには生物学的製剤やJAK阻害薬といった最新の治療まで、選択肢は年々進化しています。
しかし一方で、それぞれに効果と副作用のバランスがあり、患者さまごとの症状や体質、生活状況に合わせた「最適な選択」が必要とされます。
そのため、専門的な知識と豊富な臨床経験が求められます。当クリニックでは、これらを備えた医師が、患者さま一人ひとりとじっくり向き合いながら診療にあたっています。
わかりやすい説明と、納得のいく治療を
薬の選択や治療方針については、必ず丁寧に説明し、納得のうえで治療を進めていくことを大切にしています。
リウマチ治療は長期にわたることも多いため、「信頼して通えること」「なんでも相談できること」が何より重要です。
「痛みが続いていてつらい」「他の診療科でなかなか良くならなかった」
――そのようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度、専門医の診察を受けてみてください。
より良い毎日を取り戻すために、私たちが全力でサポートいたします。

病院というのは患者さまにとっては「非日常」であると思います。
できるだけかかりたくはないけど、どうしても必要で来なければならないところ、それが病院ですよね。一方で私たち医療従事者にとって、病院はまさに「日常」です。
そのギャップが患者さまとの心の隔たりにつながってしまうのだと感じています。
私たちはそのギャップを埋めるべく、患者さま側で物事を考えるといったことを日々意識しながら、地域に密着した医療を広げていきたいと思います。
