タコは、皮膚の一部が慢性の刺激を受けて角質層が厚くなる病気です。専門用語では「胼胝(べんち)」と言います。
ウオノメは、通常成人の足底や足趾などにできる、直径5~7mm程の硬い皮膚病変で、歩行や圧迫により激しい痛みを伴うのが特徴です。中心に魚の眼のような芯がみえるので、俗にウオノメと呼ばれますが、専門用語では「鶏眼(けいがん)」と言います。
ウオノメは何らかの理由で一定部位に繰り返し異常な圧迫刺激が加わると、角質が厚く芯のようになり、真皮に向かって楔状に食い込んでしまってできます。圧迫や歩行などで楔状に食い込んだ角質の芯が神経を圧迫して痛みを生じます。
ウオノメは足底にできますが、タコは足底以外にも、生活習慣や職業や癖により、身体のあちこちにできます(例:ペンダコ、座りダコなど)。ウオノメと違い、痛みがないことが多いです。