自然に消失する場合もありますが、放置すると他の部位に広がったり、治療に時間がかかり、難治性になることもあります。また、患部を触った手指から別の場所に感染が広がるケースもあるため、早めの治療が推奨されます。
当院では、日本皮膚科学会のガイドラインに基づき、液体窒素凍結療法、サリチル酸外用(スピール膏)などの推奨度の高い治療法を行っております(保険適応)。
また、ヨクイニン内服や活性型ビタミンD3外用薬を処方することもあります(保険適応)。
液体窒素凍結療法は、現在、疣贅治療の第1選択として最も頻用されており、イボを凍結・壊死させ、免疫反応を誘導してイボの排除を促す治療法です。
多くの場合、1回の治療で治すことは難しく、1~3週毎くらいで繰り返し行います。
尖圭コンジローマは、イミキモド外用薬での治療が可能です。局所の免疫を調整することにより、抗ウイルス効果を発揮すると考えられています。