(1)アレルギー性の蕁麻疹
食物、薬品、植物、昆虫の毒素など特定の抗原物質に曝露されることで起きる即時型アレルギー反応。アレルゲンに結合するIgEという血清蛋白が関与する。
抗原暴露後、数分から数時間以内に生じる。
(2)食物依存性運動誘発アナフィラキシー
特定食物摂取後2~3時間以内に運動負荷が加わることにより生じるアナフィラキシー反応で、皮膚症状を伴うことが多い(我が国では原因は小麦、エビが多い)。症状は非ステロイド系消炎鎮痛剤(NSAIDs)で増悪しやすく、原因食物とNSAIDsの摂取のみで症状が誘発されることもある。
(3)非アレルギー性の蕁麻疹
アレルギー機序を介さない蕁麻疹。
造影剤、食品中のヒスタミンや仮性アレルゲンなどの摂取により生じる。
(4)アスピリン蕁麻疹(不耐症による蕁麻疹)
アスピリンを始めとするNSAIDsの内服、注射、外用により誘発される蕁麻疹。
(5)物理性蕁麻疹
皮膚表面の機械的擦過や圧迫、寒冷、温熱、日光、振動などといった物理的刺激により起こる。
(6 )コリン性蕁麻疹
入浴、運動、精神的緊張など、発汗ないし発汗を促す刺激が加わった時に生じる。
小児から30代前半までの成人に多く、膨疹の大きさが1~4mm程度と小さい。
痒みを伴うことが多いが、ピリピリした痛みのこともある。
眼瞼、口唇に血管性浮腫を伴うこともある。
(7)接触蕁麻疹
皮膚、粘膜が特定の物質と接触することにより接触部位に一致して膨疹が出現する。